後宮小説
まやさんからお借りした、「後宮小説」を読みました。
酒見賢一先生の著作は、
今まで「墨攻」、「泣き虫弱虫 諸葛孔明」、
「中国雑話 中国的思想」を読んだくらいですが、
結構、好きな感じの作家先生であります。
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酒見賢一先生の著作は、
今まで「墨攻」、「泣き虫弱虫 諸葛孔明」、
「中国雑話 中国的思想」を読んだくらいですが、
結構、好きな感じの作家先生であります。
…で、今作はデビュー処女長編なのだそうです。
いずれ図書館で借りてみよう!と思っていたので、嬉しかったですw
中華風ではありますが、設定は架空のモノ、ファンタジーですね。
もうちょっと前、あまり中華歴史小説とか読んで無い頃の自分だったら、
「これって本当にあった事なのでは??」と思ったかも知れません(^^;
流石に、今となっては架空の設定、と解ります!
(本を読んだ甲斐があったね!)
王朝の名前も、登場人物も、まるで聞いたことないし、
その他、各人の名前の付け方とか、
反乱が起こってから平定されるまでのやり方とか政治機構が
どうも中国らしくないような…?
しかし、設定が本当らしいかどうか等は、小説の面白さとは無関係!
あっという間に読み終えてしまいました。
でも、半分くらいまで、房中術(!)の講義等が続くので、
このまま最後まで行くのか…?(^^;と危ぶみながら読みました。
「金瓶梅」みたいな話なのかなぁと。
でも隠微な語り口ではないです。どこまでも学術的に!
しかし、ここに書かれている房中術は、本当の事なのかしらん??(*^^*)
にしても、この房中術の質問に見せかけて(?)おきながら、
銀河と江葉と角先生とが哲学的に会話する、
という所は興味深かったです。
やはりヒロインの銀河が14歳で、
とってもイノセントだという事が、この話のポイントのような気がします。
「後宮小説」なんだから
「大奥」みたいな女の争いがテーマかと思いがちなのですが、
銀河のお陰か否か、
そういうドロドロとはかけ離れてる感じがしました。
他の女官達にしても、ひどく厭味なコもいないし。
じゃ、何が書かれているのか?と言われると…
双槐樹(コリューン)との愛情…でしょうか??
しかし、確かに銀河と双槐樹は心を通わせてはいるようですが、
まだまだ幼い感じがします。
実際、皇帝と正妃でありながら、
クライマックスの馬小屋まで何もしていないですし、
それだけでなく、なんというか、
男女の愛情じゃなくて、友情っぽい印象です。
(でも、まぁ受胎してしまう訳ですけどね)
双槐樹が皇帝だから、思い人だから、ではなく、
単純に好きだから、助けてあげる!って銀河は思ってる感じですかね。
そういった意味で、
今作が子供でも見れるアニメになった、というのは納得です。
私は見ていないのですが、ジブリっぽい味わいだとか。
ジブリ作品に出てくる少年少女の関係性というのは、
まさしく、今作にも当てはまるのかな〜と思いました。
(こういうの、なんて言うんですかね??)
本来、敵役となるハズの渾沌にしても、
感動したからといって、銀河を助けてあげるあたりも、
なんだかそんな感じです。
もっと言えば、後宮の女性達が決起して、反乱軍と一線交える、
という「戦うオンナノコ」という設定も、ジブリっぽいかと。
とりあえず、房中術とか、
双槐樹と玉遥樹(タミューン)の近親相姦的設定とかが無ければ、
お子様が読んでも、ホンワカ心温まる、
面白いお話なのではないか?という内容でしたw
いずれ図書館で借りてみよう!と思っていたので、嬉しかったですw
中華風ではありますが、設定は架空のモノ、ファンタジーですね。
もうちょっと前、あまり中華歴史小説とか読んで無い頃の自分だったら、
「これって本当にあった事なのでは??」と思ったかも知れません(^^;
流石に、今となっては架空の設定、と解ります!
(本を読んだ甲斐があったね!)
王朝の名前も、登場人物も、まるで聞いたことないし、
その他、各人の名前の付け方とか、
反乱が起こってから平定されるまでのやり方とか政治機構が
どうも中国らしくないような…?
しかし、設定が本当らしいかどうか等は、小説の面白さとは無関係!
あっという間に読み終えてしまいました。
でも、半分くらいまで、房中術(!)の講義等が続くので、
このまま最後まで行くのか…?(^^;と危ぶみながら読みました。
「金瓶梅」みたいな話なのかなぁと。
でも隠微な語り口ではないです。どこまでも学術的に!
しかし、ここに書かれている房中術は、本当の事なのかしらん??(*^^*)
にしても、この房中術の質問に見せかけて(?)おきながら、
銀河と江葉と角先生とが哲学的に会話する、
という所は興味深かったです。
やはりヒロインの銀河が14歳で、
とってもイノセントだという事が、この話のポイントのような気がします。
「後宮小説」なんだから
「大奥」みたいな女の争いがテーマかと思いがちなのですが、
銀河のお陰か否か、
そういうドロドロとはかけ離れてる感じがしました。
他の女官達にしても、ひどく厭味なコもいないし。
じゃ、何が書かれているのか?と言われると…
双槐樹(コリューン)との愛情…でしょうか??
しかし、確かに銀河と双槐樹は心を通わせてはいるようですが、
まだまだ幼い感じがします。
実際、皇帝と正妃でありながら、
クライマックスの馬小屋まで何もしていないですし、
それだけでなく、なんというか、
男女の愛情じゃなくて、友情っぽい印象です。
(でも、まぁ受胎してしまう訳ですけどね)
双槐樹が皇帝だから、思い人だから、ではなく、
単純に好きだから、助けてあげる!って銀河は思ってる感じですかね。
そういった意味で、
今作が子供でも見れるアニメになった、というのは納得です。
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私は見ていないのですが、ジブリっぽい味わいだとか。
ジブリ作品に出てくる少年少女の関係性というのは、
まさしく、今作にも当てはまるのかな〜と思いました。
(こういうの、なんて言うんですかね??)
本来、敵役となるハズの渾沌にしても、
感動したからといって、銀河を助けてあげるあたりも、
なんだかそんな感じです。
もっと言えば、後宮の女性達が決起して、反乱軍と一線交える、
という「戦うオンナノコ」という設定も、ジブリっぽいかと。
とりあえず、房中術とか、
双槐樹と玉遥樹(タミューン)の近親相姦的設定とかが無ければ、
お子様が読んでも、ホンワカ心温まる、
面白いお話なのではないか?という内容でしたw
COMMENT
わ〜懐かしい!確かキャッチコピーが
「三国志」+「シンデレラ」+〜とかなんとかだったようなw
第一回ファンタジーノベル大賞受賞作ってことで、
それってなんぞや?と思い、
当時おこずかいをはたいてハードカバーを
買って読んだことを思い出します。
アニメ化も大賞受賞特典だったような気が…。
アニメーションの方もテレビでやってたのを見ました。
すごい昔ですけど…
「三国志」+「シンデレラ」+〜とかなんとかだったようなw
第一回ファンタジーノベル大賞受賞作ってことで、
それってなんぞや?と思い、
当時おこずかいをはたいてハードカバーを
買って読んだことを思い出します。
アニメ化も大賞受賞特典だったような気が…。
アニメーションの方もテレビでやってたのを見ました。
すごい昔ですけど…
その昔TVで放映された時から大好きなお話です。
と言ってもアニメしか見て無いんですけど…子供か!
アニメでは銀河は『三食昼寝つき』が気に入って後宮に入るんですが、原作もそうなのかしら?気になります。
と言ってもアニメしか見て無いんですけど…子供か!
アニメでは銀河は『三食昼寝つき』が気に入って後宮に入るんですが、原作もそうなのかしら?気になります。
●
阿銀 | URL | 2008/12/09(火) 16:57 [EDIT]
阿銀 | URL | 2008/12/09(火) 16:57 [EDIT]
この作品が新人賞を受賞した時の雑誌持ってます(爆)ふるっ!
そうなんですよねえ、大人の物語かと思いきや…。
ちょっと物足りないわ〜と感じた覚えがあります(爆)
そうなんですよねえ、大人の物語かと思いきや…。
ちょっと物足りないわ〜と感じた覚えがあります(爆)
これは、先にアニメを見て、原作のほうは、文庫落ちしてしばらくしてから買った記憶です。
アニメのほうは、
双槐樹と玉遥樹の近親相姦的設定がなくなって、
その分、玉遥樹が凛とした性格になって、
あと、女のこたちの性格が、より個性的になって、
銀河が、もうちょっとお転婆になってた記憶。
で、アニメのほうが好みでした。
アニメのほうは、
双槐樹と玉遥樹の近親相姦的設定がなくなって、
その分、玉遥樹が凛とした性格になって、
あと、女のこたちの性格が、より個性的になって、
銀河が、もうちょっとお転婆になってた記憶。
で、アニメのほうが好みでした。
● >ふたばさんへ
阿吉 | URL | 2008/12/09(火) 18:55 [EDIT]
阿吉 | URL | 2008/12/09(火) 18:55 [EDIT]
>「三国志」+「シンデレラ」+〜とかなんとか
…+「金瓶梅」と「ラスト・エンペラー」ってなってました!
「シンデレラ」はお妃さまになるから?
「金瓶梅」は房中術?
「ラスト・エンペラー」は双槐樹が最後の皇帝だから?
「三国志」はイマイチどこか解りませんが(^^;
でもウマイこと考えてるキャッチコピーですね!
>それってなんぞや?と思い、
>当時おこずかいをはたいてハードカバーを
なんか可愛いですね!(^^)
子供にとってハードカバーは高級品!
…+「金瓶梅」と「ラスト・エンペラー」ってなってました!
「シンデレラ」はお妃さまになるから?
「金瓶梅」は房中術?
「ラスト・エンペラー」は双槐樹が最後の皇帝だから?
「三国志」はイマイチどこか解りませんが(^^;
でもウマイこと考えてるキャッチコピーですね!
>それってなんぞや?と思い、
>当時おこずかいをはたいてハードカバーを
なんか可愛いですね!(^^)
子供にとってハードカバーは高級品!
● >進歩反刺さんへ
阿吉 | URL | 2008/12/09(火) 18:57 [EDIT]
阿吉 | URL | 2008/12/09(火) 18:57 [EDIT]
>その昔TVで放映された
皆さんアニメを見てらっしゃるようですね。
うちの方じゃやってなかったのかなぁ??
全然知らない…
>『三食昼寝つき』が気に入って後宮に入る
原作でも
近所のお姉さんからそう聞かされて決心してました!
皆さんアニメを見てらっしゃるようですね。
うちの方じゃやってなかったのかなぁ??
全然知らない…
>『三食昼寝つき』が気に入って後宮に入る
原作でも
近所のお姉さんからそう聞かされて決心してました!
● >阿銀さんへ
阿吉 | URL | 2008/12/09(火) 19:05 [EDIT]
阿吉 | URL | 2008/12/09(火) 19:05 [EDIT]
>この作品が新人賞を受賞した時の雑誌
日本ファンタジーノベル大賞って
なかなか歴史ある賞なんですね〜。
「しゃばけ」も第13回の優秀賞なんだ!
>ちょっと物足りないわ〜
それはもしや…
あんなことやこんなことの描写まで踏み込まないと、
阿銀さんを満足させるのは難しかったのでしょうか(爆)
日本ファンタジーノベル大賞って
なかなか歴史ある賞なんですね〜。
「しゃばけ」も第13回の優秀賞なんだ!
>ちょっと物足りないわ〜
それはもしや…
あんなことやこんなことの描写まで踏み込まないと、
阿銀さんを満足させるのは難しかったのでしょうか(爆)
● >rei☆azumiさんへ
阿吉 | URL | 2008/12/09(火) 19:09 [EDIT]
阿吉 | URL | 2008/12/09(火) 19:09 [EDIT]
>玉遥樹が凛とした性格になって、
>女のこたちの性格が、より個性的になって、
あっ、このアレンジは良いかもしれませんね!
世沙明とか江葉とか、
もっと際立って出てきたら面白そう!
>アニメのほうが好みでした。
なるほどなるほど!
皆さんの意見を総合しても
アニメに軍配!って感じなんですね。
確かに設定を聞いただけでも
アニメ面白そうです!
>女のこたちの性格が、より個性的になって、
あっ、このアレンジは良いかもしれませんね!
世沙明とか江葉とか、
もっと際立って出てきたら面白そう!
>アニメのほうが好みでした。
なるほどなるほど!
皆さんの意見を総合しても
アニメに軍配!って感じなんですね。
確かに設定を聞いただけでも
アニメ面白そうです!
● ファンタジー
まや | URL | 2008/12/11(木) 15:35 [EDIT]
まや | URL | 2008/12/11(木) 15:35 [EDIT]
第一回ファンタジーノベル大賞受賞作ってことで、
私も興味を持って、図書館で借りて読んだ記憶があります。
でも当時「ファンタジー」といえば、ヨーロッパ中世風、
剣と魔法の物語という固定観念にとらわれていた私は、
中華風のこの作品にかなり違和感を覚え、
「これのどこがファンタジーなの??」なんて思ってました(^^;
アニメも見たのですが、銀河の声のイメージが合わなさ過ぎて、
残念ながらあんまりいい印象ではなかったです・・・。
私も興味を持って、図書館で借りて読んだ記憶があります。
でも当時「ファンタジー」といえば、ヨーロッパ中世風、
剣と魔法の物語という固定観念にとらわれていた私は、
中華風のこの作品にかなり違和感を覚え、
「これのどこがファンタジーなの??」なんて思ってました(^^;
アニメも見たのですが、銀河の声のイメージが合わなさ過ぎて、
残念ながらあんまりいい印象ではなかったです・・・。
● >まやさんへ
阿吉 | URL | 2008/12/11(木) 23:11 [EDIT]
阿吉 | URL | 2008/12/11(木) 23:11 [EDIT]
>「ファンタジー」といえば
カタカナ外来語だからって訳じゃないですが、
私の頭の中も、
「ファンタジー=ヨーロッパ物」となってました。
陳凱歌監督が
何かのインタビューで言ってたと思うのですが、
中国には
「封神演義」等の神話はあるにしても、
長らくファンタジー(SFだったかな?)映画は
無かったとか。
インタビューは、
「だから自分はファンタジー映画『PROMISE』を撮影した」
と続くのですが、それは置いといて、
そんな所からも、”中華ファンタジー”というジャンルは
こちらも印象にないのかもしれませんね。
>アニメも見た
ほんと、皆さん見られてますね〜。
見てない自分が悔しい…
銀河の声優さんは佐野量子さんだそうですねw
カタカナ外来語だからって訳じゃないですが、
私の頭の中も、
「ファンタジー=ヨーロッパ物」となってました。
陳凱歌監督が
何かのインタビューで言ってたと思うのですが、
中国には
「封神演義」等の神話はあるにしても、
長らくファンタジー(SFだったかな?)映画は
無かったとか。
インタビューは、
「だから自分はファンタジー映画『PROMISE』を撮影した」
と続くのですが、それは置いといて、
そんな所からも、”中華ファンタジー”というジャンルは
こちらも印象にないのかもしれませんね。
>アニメも見た
ほんと、皆さん見られてますね〜。
見てない自分が悔しい…
銀河の声優さんは佐野量子さんだそうですねw
この小説、読んで酷評した記憶があります。酷評の内容は忘れてしまったのですが、
文字のセンスが悪いとか、小説として不完全とか、矛盾があるとか、そんな話だったと思います。
それで、わが書庫には載せなかったのですが、掲示板に載せたのかな。ちーねーさんから、「しかめっ面が浮かんできます」とコメントをいただきました。
けちをつけるようですが、そんなによかったンですか。
墨攻も、この題名の矛盾が、最後まで解けませんでしたね。面白かったんですけど。「戦争をしないために攻め込もう」と言っている右翼の言葉のような感じでした。
文字のセンスが悪いとか、小説として不完全とか、矛盾があるとか、そんな話だったと思います。
それで、わが書庫には載せなかったのですが、掲示板に載せたのかな。ちーねーさんから、「しかめっ面が浮かんできます」とコメントをいただきました。
けちをつけるようですが、そんなによかったンですか。
墨攻も、この題名の矛盾が、最後まで解けませんでしたね。面白かったんですけど。「戦争をしないために攻め込もう」と言っている右翼の言葉のような感じでした。
● >謫仙さんへ
阿吉 | URL | 2008/12/13(土) 11:04 [EDIT]
阿吉 | URL | 2008/12/13(土) 11:04 [EDIT]
そんなによかったンですか、と言われると
アレですが(^^;
基本的に、貧乏性なので、
波長が合わない小説や映画でも、
何か自分で感心できる部分を探そう!
と思う方ではあります。
今作は大人向けではないな〜と思った事は確かですね。
自分がローティーンくらいで読んでいたら
もっとワクワクしたかもしれません。
あと、これが25歳当時に書かれたデビュー作、
というのも関係あるのかも・・・
と思いながら読みました。
(中島らもさんが、小説を若年者が書くのは難しい、
とか言われていた事を思い出したりしつつ)
墨攻は墨守と意味が正反対ですもんね(^^;
墨守の意味があまり解らない当時に読んだので、
矛盾が気になりませんでした。
本を読む時、受け手の事情も影響するでしょうね。
アレですが(^^;
基本的に、貧乏性なので、
波長が合わない小説や映画でも、
何か自分で感心できる部分を探そう!
と思う方ではあります。
今作は大人向けではないな〜と思った事は確かですね。
自分がローティーンくらいで読んでいたら
もっとワクワクしたかもしれません。
あと、これが25歳当時に書かれたデビュー作、
というのも関係あるのかも・・・
と思いながら読みました。
(中島らもさんが、小説を若年者が書くのは難しい、
とか言われていた事を思い出したりしつつ)
墨攻は墨守と意味が正反対ですもんね(^^;
墨守の意味があまり解らない当時に読んだので、
矛盾が気になりませんでした。
本を読む時、受け手の事情も影響するでしょうね。
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