年年大吉
中国に関連するモロモロのつぶやきです。
DATE: --/--/--(--)   CATEGORY: スポンサー広告
スポンサーサイト
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
page top
DATE: 2008/12/14(日)   CATEGORY: 宮城谷昌光
花の歳月
まやさんからお借りした「花の歳月」を読みました。
花の歳月 (講談社文庫)花の歳月 (講談社文庫)
(1996/01)
宮城谷 昌光

商品詳細を見る


宮城谷昌光先生の事は、えまのさんが書いてらっしゃったりもしてて、
ずっと気になっておりまして、
10~11月ののNHKの「知るを楽しむ 孟嘗君と戦国時代」
楽しく拝見させていただきました。
以前、短編は読ませていただいたのですが、
今回が、初★宮城谷先生!という感じのワタクシ。
読んでみた結果、ハマりそう…!!
文庫なのですが、何故か1ページに12行しかなく、
大きな文字で読みやすいです。
ゆっくり味わいながら読む、というのにも、
この”間”が良かったのかもしれません。
風景描写なんかも心に染みます。

時代設定は漢代、高祖劉邦が没した後、
呂后が専横していた頃ですね。
主人公は、竇掎房という10歳の少女です。
夏王朝から続く名門、とはいえ、現在の竇家は生活も困窮しているようです。
そんな中、ある日、郷父老がやってきて、掎房を皇宮に推す、と言います。

しかし、皇宮に入ったと言っても、
即、恵帝の側室に…とかではなく、
呂后から各国の王への贈り物となってしまいます。
掎房は代王に遣わされるわけですが、
この代王とその母親である薄姫がこれまた良い人で、
掎房はここで竇姫となり、子どもを産みます。
さらにさらに、運命は大きく動いて、代王は次の皇帝となり…

…まぁそういう話なんですが、
なんというか、この掎房がとても良い娘で、
老子を良く勉強し、貧しい父母を案じ、小さい弟の面倒を見て、
本当に心根が立派なのでした(^^)
その心がけだけでなく、顔に現れた相も郷父老は観る訳です。

皇宮に入る前までの、掎房の葛藤みたいなのが又、良くて。
あぁ、女の子って、こういう柔らかい心を持ったイキモノだなぁ~
と思いながら読みました。
(同じ女でも、エライ違いだ…)

兄の建も、妹の掎房がとられると、一家の働き手が減る、
と知っていながらも、妹だけでも幸せに…と送り出してあげたり、
ほんと、良い家族です!

弟の広国も数奇な運命をたどるのですが、
最後には落ち着くところへ収まります。うぅ、良かったよぉ~!

あらすじ書くとなんて事ないんですけど、
温かい読後感が胸に広がります。
これは宮城谷先生の文章力なのでしょうか?
やはりハッピーエンドというのは良いものですね!

続いて、現在は宮城谷先生の他の著作を読んでおります♪

COMMENT

 管理者にだけ表示を許可する

rei★azumi | URL | 2008/12/16(火) 19:04 [EDIT]
懐かしい~。
昔、やはり宮城谷作品入門と云う感じで読みました。
仰るとおり、じんわりあたたかくて、好きな作品だったんですよ。

掎房が、自分がいないと、世話をしてくれる人もいないのねと思いながら、弟の髪を洗ってやるエピソード、
謎なぞ(?)で掎房が聡明さを示すエピソードが、特に好きでした。
● >rei★azumiさんへ
阿吉 | URL | 2008/12/16(火) 19:53 [EDIT]
>じんわりあたたかくて、好きな作品
そうそう、そうです!しみますよね~(^^)

>自分がいないと、世話をしてくれる人もいないのねと思いながら、弟の髪を洗ってやるエピソード、

弟のお世話をしてあげるところは泣けますよね。
その後、弟が失踪してしまうだけに…
あと、いただいたお弁当を
弟にあげるところも好きでした。
つましい雰囲気にやられます。

>謎なぞ(?)で掎房が聡明さを示すエピソード
「太公望が龍に乗りました。この先どうなったでしょう?」
ですよね!堂々と答えを言っちゃう掎房、
ここで運が開けた感じでしたね!

TRACK BACK
TB*URL
Copyright © 年年大吉. all rights reserved. ページの先頭へ
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。