年年大吉
中国に関連するモロモロのつぶやきです。
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DATE: 2009/01/18(日)   CATEGORY: 井上祐美子
桃夭記
「桃夭記」の感想です!
桃夭記 (講談社文庫)桃夭記 (講談社文庫)
(2000/03)
井上 祐美子

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こちらも短編集ですね。
ファンタジー色が強かったです。
収録作は、

桃夭記
嘯風録
迷宮譚
墨匠伝

の4作。

「桃夭記」、「迷宮譚」は、
割とテーマとしては誰かがやりそうな作品ではありました。
桃の古木が…とか、甕の中が…入れ子入れ子になってて…とか。
「嘯風録」も、解説で田中芳樹先生が書いている通り、
虎が…ってあたりで、「山月記」を思い出させます。
でも、読み終わって、
なんとなく、周囲に怪し~い雰囲気が漂う感じは好きでした。

「墨匠伝」はかなり面白い!
見た目のあまり宜しくない、程君房という墨匠、
そして、かつての程君房の弟子、軽佻浮薄な方于魯、
この二人の対比が良いです。
複雑な心の動き、男の嫉妬(仕事に対してのやっかみ)、ですね。
意匠の凝った墨をありがたがる二人の匠や、
胴間声の男たちに対して、
「使ってこその墨」という二雲や青琴の拘らない態度がなんとも。
モノ作りってなんだろう?
芸術家と技術者の違い、みたいな事を考えさせられました。
短編でありながら、読み応え充分でした!(^^)

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