年年大吉
中国に関連するモロモロのつぶやきです。
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DATE: 2009/04/19(日)   CATEGORY: 浅田次郎
蒼穹の昴
今日は以前一緒に勤めていた、Iちゃんと遊びました♪
彼女は、鄙には稀な、個性的な衣装の女子で、
以前は”ゴスロリで王子様”な感じでしたが、
今日は”刑事コロンボの息子”みたいな格好でした(^^;
彼女と服を見て回ったりすると、
普段、自分では絶対入らないようなお店に行くので楽しいです。
彼女にあれこれ試着させて楽しみました♪

さて、2年くらい前に読了していたのですが、
まやさんがまた送って下さった中にあったので、
「蒼穹の昴」を再び読みました!
ふたばさんのblogで知ったのですが、
このお話、日中合作でドラマ化されるのですってね!
蒼穹の昴(1) (講談社文庫)蒼穹の昴(1) (講談社文庫)
(2004/10/15)
浅田 次郎

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以前読んだときは、良く行ってた中華な雑貨屋さんが
「すごく面白いから!」と勧めてくれて、読んだのでした。
その時も、むさぼり読んだのですが、今回もまた…
但し、前回と違って、中華歴史モノの知識が多少ついてきたので、
「おもしろい!」だけじゃなくて、また違った感想を持ちました。

でも、相変わらず、同じ所で涙が…
春児が浄身した蘭琴を励ます所とか、
妹の玲玲を置いて上京する所とか、
お師匠の黒牡丹が死ぬ所とか・・・etc

多分、こういった”泣かせ”の語り口は、
浅田次郎先生のお得意とされる所なんでしょうね。
でまた、私が健気な子供に弱いもんで…

御代は西太后が権威を奮っている、光緒帝の時代なのですが、
ところどころ、乾隆帝の時代についても書かれております。
清末、ともなると、もう写真なんかも残っている時代で、
つい100年程前くらいのお話ですよね。
中華の国内だけでなく、諸外国との関係も無視できない時代でして、
政治もややこしいし、
なかなか、浅学な自分がモノを言えるようなアレでもないんですが、
遡って、名君・乾隆帝を登場させ、
彼と、郎世寧ことジュゼッペ・カスチョリオーネを描くことで、
清末の列強と中国の関係を際立たせているような感じでした。

特に、イエズス会の宣教師として中華の国へ来ながら、
結局、布教の目的は果たせず、
西洋の文化や技術を伝えるに留まった、カスチョリオーネの姿が、
以前読んだ時と違って、印象的でした。

前半は、”星のお告げ”を交えて、
春児と梁文秀の運命を大きく動かす面白い展開です。
ドラマチック!

後半になりますと、
日本の維新を手本に、
中国の近代化、変革に踏み切ろうとした
康有為ら変法派の危うさが見どころです。
改革を進めるについて、いかに痛みを伴うか、
早急に断行することがどれだけ危険か、
一部の人は解っているんだけど…
という、一触即発な所がなんかゾクゾク。
(結果は解っているのですが)
前半とは趣がかなり変わってきております。

李鴻章の外交手段も見事で、
政治に疎い自分としては、感心しきり、でした。
要求する所はしておいて、引くところは引く、みたいなね。
当然ですが、ビジネスと似ていますね。

あと、全般的に”愛”がテーマになっているように感じました。
西太后の光緒帝に対する、”親子愛”的なモノとか、
老公胡同の宦官や、同僚の宦官達が、
春児に対して抱く、愛情みたいなモノとか、
春児が孤児たちを養ってあげる愛とか。
この時代に、そういう考え方が中国にあったのでしょうかね?
宣教師たちの話もやたら出てきてもおり、
ここで言う”愛”は、多分に”キリスト教的博愛”な感じがしたのですが、
そこが、時代的にマッチしていたのかどうか、気になる所でした。
あ、ウラを取って言ってるんじゃなく、全然適当に言ってます(^^;
なにぶん、今まで読んでた他の歴史モノは、
あんまりそういうテーマがなかったもので(時代的に?)、
なんか中国的ではないような気がしたまで、です。
特に、続編の「珍妃の井戸」のテーマは”愛”な感じですよね…
珍妃の井戸 (講談社文庫)珍妃の井戸 (講談社文庫)
(2005/04)
浅田 次郎

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西太后が、愛情ゆえに光緒帝に対してあんな態度を…
っていうのも、以前は普通に受け入れられたのですが、
二度目に読んだ今回は、
ちょっと無理あるかな?(^^;と思わないでもないような…

とかなんとか書きましたが、やはり、この本は好きですね♪
1回目は図書館で借りて、
2回目はまやさんからお借りして読んだのですが、
結局、手元に置いておきたい気がして、
自分で買って蔵書に加えてしまいました(^^;
ドラマ化の話もあることですし、
ちょっと中国語の先生(日本語も達者)にお貸ししてみて、
中国の方が読んだらどんな感想を持つのか、聞いてみたいところです!

COMMENT

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rei★azumi | URL | 2009/04/21(火) 18:57 [EDIT]
この本は、本当に良かったですねぇ。
たまたま、好みに会わない本を何冊か借りちゃった後で読んだので余計、上手い人の書いた本は、これだけ人を引き付けるものなのかと、別の方でも感動しながら読みました。
あの分厚さを感じず、一気読みしたことは云うまでもありません。

また、春児の健気さが、何ともいえなくて(T_T)

ただ、やっぱりこれって、たまたま舞台は中国だけど、日本の人が書いた小説だよなぁ、と云う感じはしますよね。
というか、どの時代で、どういう話を書いても、浅田次郎は浅田次郎なのかな。

ふたば | URL | 2009/04/21(火) 21:29 [EDIT]
その後、ドラマの情報はなにも入ってこないですね…
ほんとにクランクインしてんのかしら…
ガセだったりして…^^;
そういえば「蒼穹の昴」の続編がもう出てるんでしたよね~。
「中原の虹」でしたっけ…文庫になるのを待ってます…。
● >rei★azumiさんへ
阿吉 | URL | 2009/04/21(火) 21:47 [EDIT]
reiさんも高評価でしたか!(^^)
私も、どストライクでした。

>春児の健気さが、何ともいえなくて(T_T)
「二十両でおいらが売れりゃ、きっと喜ぶから」
→号泣!ですよ!!
何故そんな事が言えるのか、春児よ!!(T T)
…でも逆に、
中華な児童でそんな思考を持つ子の話は
読んだこと無かったので、アリなのかな~?
と思ったのが、2度目ならではの感想です。

>たまたま舞台は中国だけど、日本の人が書いた小説
中華モノばかりわざわざ選んで読まなければ、
気にならないんだろうな~と思います。
人間の”情”は全世界共通だ、とも思いますし。
創作として、表すかどうか、って事なのでしょうか?

>浅田次郎は浅田次郎
「壬生義士伝」もキッチリ泣かされましたし、
当然ながら作家先生の傾向って出ますね!
● >ふたばさんへ
阿吉 | URL | 2009/04/21(火) 21:54 [EDIT]
>その後、ドラマの情報はなにも入ってこないですね…
ストーリー、キャスティング、
共に楽しみにしてるんですが・・・
(↑自分でも調べなはれ、私よ!)

「中原の虹」、私も文庫化待ちです!
(購入して手元に置いておきたい気が…)
全4巻、さらに続編が出るんでしたっけ??
読み出したら一気、なので、
完結してから読みたいなぁ~、と思っていますw

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