年年大吉
中国に関連するモロモロのつぶやきです。
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DATE: 2009/08/09(日)   CATEGORY: 中華映画
エグザイル/絆
レディスデーに、「エグザイル/絆」を見てきました!

母に、「今日は”エグザイル”、見てくるから!」と言って朝出て行ったら、
いつの間にうちの娘はEXILEのファンになったのか?
といぶかしんでいた様子でした。ま、普通そう思うわな…
しかし、日本の人気ダンスグループの事ではなく、
杜峰(ジョニー・トー)監督の香港ノワール映画の事です。

ちなみに、原題も「放・逐 EXILE」なのです。
なるほどね、EXILEって追放、という意味なのか…

以下、ネタバレ含む感想です。
香港映画、と言いましたが、
舞台は中国返還前のマカオです。
香港ノワールというと、あのゴチャゴチャした香港の街並み、
夜でもネオン煌めく街中で、男たちが銃をぶっぱなす-
みたいなイメージですが、
マカオが舞台、というのがとっても新鮮でした。
明るいイエローとかオレンジの西洋風建築、
大きな南国の木が緑陰を作る石畳、
という絵が非常に美しい!
勿論、夜のシーンも出てきますが、
キャンドルライト、というイメージなのか、
オレンジがかったほの明るい照明がとても良い感じです。

結末を言ってしまいますと、
香港ノワール、ヤクザ映画に良くあるように、全滅、のラストです。
でも全然悲しくない、辛くない。
どこか明るささえ感じさせられました。

第一には、明るい男たちの友情が伝わってきたから、
であると思うのですが、
あの明るいマカオの風景や、音楽も大きく寄与していたと思います!

登場人物はオヤジ、オヤジ、オヤジ!!
最高のオヤジ達です(^^)

ブレイズ@黄秋生(アンソニー・ウォン)は、パンフの監督インタビューで、
インタビュアーから”個人の尊厳が最低にまで落ちていますね”
とか言われてるし、
劇中でも仲間から「濃い顔なんだから英語ぐらい喋れないとな!」
なんて、結構メチャクチャ言われてます(^^;
組織のボスのフェイ@任達華(サイモン・ヤム)の命令により、
フェイに発砲した幼馴染のウー@張家輝(ニック・チョン)を殺さねばならない、
という役です。
タイ@呉鎮宇(フランシス・ン)は逃亡生活から戻ってきたウーを
見逃してやるように、ブレイズ達から守る役で、
確かにタイ側の方が男気がある、と言えますね。
姑息にも防弾チョッキを着てたりとか。
しかし、アンソニー、ボロくそ言われてても、
やっぱりなんか良い味出してるわ~、と言う感じ。
それはアンソニーだから!?
なんだかんだ言って、
兄貴分、というか、仲間の精神的支柱という役割です。

で、ブレイズ、タイ、ウーの3人に、
ブレイズ側のファット@林雪(ラム・シュ)と、
タイ側のキャット@張耀揚(ロイ・チョン)の2人を加えた幼馴染5人が
この物語の核な訳ですが、
命のやり取りをする間柄であるのに、何故か心温まる関係です。
それは幼馴染だからこそ、なんでしょうか。

冒頭、ウーの家で、ウーの妻ジン何超儀(ジョシー・ホー)の眼の前で
息詰まる銃撃戦を繰り広げるのですが、
その始めるタイミング、止めるタイミング、どちらも絶妙です。
で、決着がつかないので、銃撃戦はやめて、
とりあえず、全員でウーの家財道具搬入を手伝ったりして(^^;
自分たちが吹っ飛ばした扉を修理したり、料理したり。
「君たちはお互い殺しに来たのでは?」とツッコミたくなります。
6人で食卓を囲んでいると、ブレイズが飲んだスープから
先ほどの銃弾が出てきて大笑い!(流石、アンソニー!)
記念撮影をする時に、
カメラのタイマーを設定しに行ったウーの座る予定だった椅子を引いて、
後ろにズッコケさせては大笑い、といった具合。
こういうシーンで、実はウーの事を殺りたくないんだ、
という仲間の絆が解りますね。
でもお互い、怨んで無いというか、アッケラカンとしています。
ウー妻のジンだけが「見逃して貰えない?」と不安な表情です。

ジンと生まれたばかりの子にお金を残すため、
逃亡生活から舞い戻り、
キュン@林家棟(ラム・カートン)暗殺という仕事を引き受けるウー。
フェイには逆らえないけれど、
ウーの意志は尊重したい、という事で、
いずれ自分が手にかけねばならないのに、
暗殺を手伝うブレイズと、タイ、ファット、キャット。
こういう奇妙な友情がなんだか素敵です。

キュン暗殺は、フェイの登場で失敗し
当然、自分への忠誠心を疑われ、ブレイズはフェイから責められます。
そんなブレイズを救ったのはウーの一発。
そしてウーは逆にお腹に銃弾をもらってしまいます。
成り行きとはいえ、
ブレイズ達5人はフェイやキュンの組織から狙われるハメに。
派手にドンパチやらかして、軽トラに乗り込んで逃げる5人。
車がエンストして、
「…どこへ行くんだ?」
「……」
「……」
「…俺に聞くな!」
というオヤジ達の”やっちまった”表情が実に良いです!
組織を相手に回して、どこへも行きようがないですもんね。
なんとなく、元鞘の5人に戻ってしまった訳ですが、
その後ウーを連れ込んだヤミ医者の所では、
偶然にも最悪な事に、同じく股間に一発もらったフェイ達と鉢合わせ。
ここでのフェイが、股間の治療を受けながら、という間抜けなスタイルのまま、
残忍にも発砲しまくる、というのが、
彼のキレてる性格を表してて良かった!
ウーはビルから突き落とされ、さらに何発も撃ちこまれてしまいます。
何とかかんとかその場を逃げだした5人ですが、
やはり行くあてもない。
瀕死のウーの「家に帰る」の一言で、
ジンの元へと遺体を送り届けます。
当然、ブレイズが殺ったと思い、逆上したジンは4人に向かって発砲。
事情を説明できる状況ではなく、さっさと逃げ出す4人。
なんかこの辺のアッサリした感じも良い味わいです。

ここから場面は一転、逃亡劇となるわけですが、
依然として行くあてもなく、どこへ行くかはコインを投げて決めます。
車もガソリン漏れして乗り捨て、
たどり着いた採石場でふと思い出すのは、
今日、この近くを金塊を乗せた輸送車が通る、という情報。
コイン投げで輸送車を襲うかどうか占うと、×と出た為、
諦める4人ですが、その道中、
「1トンの金塊ってどのくらいなんだ~?」
「おっぱいにしたら何個だ?」
…なんて問答をずっと繰り返しながらブラブラ山道を歩く彼ら(^^;
いいオッサンなのに、小学生かよっ!とツッコミたくなりますが、
そのゆるい感じがなんとも良いです。
本当に組織から逃げてる最中?という雰囲気です。
「スタンドバイミー」を思い出しました。

一度は諦めた金塊ですが、
不思議な縁で彼らの手に入り、なりゆきで、
金塊を護送していた軍曹@任賢齊(リッチー・レン)も仲間になります。
そのままハッピーエンドで逃亡か!?
と思いきや、ブレイズの携帯に、フェイからの着信が。
ジンを預かっている、と言うのです。
大金持ちの生活が待っているけれど、
それをきっぱり捨て、結局、4人はフェイの元へ-…

という事で、ほとんどあらすじを語ってしまった訳ですが、
部分部分にこう、印象的なシーンがあって、
そこだけを抜き書きすると訳が分からなくなってしまうので、
こんな感想文になってしまいました(^^;

凄いのは、今作は全く脚本とか無しで、
成り行きで撮影した、という点でしょうか。
9か月という長い撮影期間で、
”子どもが生まれそうになる程”親密になったオヤジ達の
自然な、昔からの絆、の雰囲気が良く出てました。
演技を超えた何かがにじみ出ているというか。

そして銃撃戦は物凄い至近距離で、非常に危なかったそうです。
ウーが火葬にされるシーンも、ご本人自ら演じたそうですし、
とにかく危険に満ちていた、と。
煙幕と血煙りに彩られた銃撃戦は、
派手なアクションこそないですが、リアルさがありました。
個人的には、キャットが空き缶を売って、刑事を脅す所が好きでした。

あと、任達華と林家棟、
どちらもボス役なんですが、妙~に雰囲気が似てて(^^;
キレやすいところとか、ですね。
サイモン=白い薔薇、ラム=赤シャツで見分けてました。

カメラワークも良くて、
映画らしい映画を見た、という感じ。
良い映画でした!

杜峰作品で言うと、
「エレクション」が今作の前段にあたる、との事ですが、
本日見てみましたけど、どう繋がっていくのか不明…
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続く「エレクション2」を見ないとわからないのかもしれませんが、
俳優も任達華と張家輝と林雪を確認したくらいで、
役名も違うみたいなので、正式な続編という訳ではないようですね。
「エレクション」も不思議な味わいの作品。
杜峰映画って、何かいつも鑑賞後に残るというか、
興味深いです!

COMMENT

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● 男祭りですね (^▽^;)
rei★azumi | URL | 2009/08/09(日) 15:05 [EDIT]
途中で何度か、「え? これって、喜劇……じゃあ、ないのよね」
と思いながら、読みました。
なんだか、明日なき生を生きてる男たちの、あっけらかんとした明るさと、
いつまでたっても子供な部分を引きずっているオヤジたちの、どうしよーもなさと、可愛らしさが伝わってくる感じがしました。

(で、途中でふと、『明日に向かって撃て』を思い出したりして)

こういう映画、意外と好みかもしれません (^^ゞ
● >rei★azumiさんへ
阿吉 | URL | 2009/08/09(日) 23:35 [EDIT]
>これって、喜劇……じゃあ、ないのよね
ハハハ!確かに私が抜粋した部分は
喜劇っぽかったですね(^^;
爆笑!って事はないんですが、
ニヤリっとする場面は多かったです。
とにかく暗さが無いんですよね~。
緊張感はあるんですけれど。

>明日なき生を生きてる男たちの、あっけらかんとした明るさと、
いつまでたっても子供な部分を引きずっているオヤジたちの、どうしよーもなさと、可愛らしさが伝わってくる感じがしました。
おぉ!凄い!鑑賞されたみたいに、
的を得た解説です!!これ、いただき!(^^)

台詞も300くらいしかないらしくて、
説明がましくなく、こういうお話は
映画でやるべきだ、って感じだったのが
とっても良かったです!

是非、機会があったら見てみてください!
● ちょっと懐かしい
進歩 | URL | 2009/08/10(月) 10:32 [EDIT]
一時期ハマった、古惑仔シリーズを思い出しました。
若手の居ない古惑仔みたいなキャスティングで、
私好みのオッサンばっかりだし、見るのが楽しみです。
(実はネットレンタルで予約してるんですが、なかなか届かない)

って、今思い出したけど内容的にもキャスト的にもザ・ミッションと同じ様な‥‥
● 私も一瞬そっちかと…(^^;)
ふく*たま | URL | 2009/08/10(月) 17:27 [EDIT]
そんな映画があったのですね。
不勉強で知りませんでした。面白そう。
男たちの友情物語、好きなんです。
それにしても、男たちの友情というと、
切ない感じの話が多くなるのは何故なんでしょうね。
あ、でも、この映画は明るいんですね。
もうレンタルできるのかな?探してみます。
● >進歩さんへ
阿吉 | URL | 2009/08/10(月) 22:50 [EDIT]
>一時期ハマった、古惑仔シリーズを思い出しました。
古惑仔シリーズ、まだ見てないんですよ~(滝汗)
「狼たちの伝説」は見たんですが。
似てるんですね~!

>私好みのオッサンばっかりだし、見るのが楽しみです。
ほんとに、良いオッサン、揃ってました♪
見た目的には、呉鎮宇と張耀揚が好みです。
存在感は黄秋生!

>内容的にもキャスト的にもザ・ミッションと同じ様な‥‥
これまた「ザ・ミッション」も見てないんですが、
確かに、似てる似てるって書かれてました。
脚本無しで撮っても似るとは、
杜峰、よほどこの手がお好きなんですね!
● >ふく*たまさんへ
阿吉 | URL | 2009/08/10(月) 22:54 [EDIT]
そんな映画があったのですよ~。
絶対、タイトル聞いただけでは、
香港映画だとは思いませんよね(^^;

>男たちの友情物語、好きなんです。
良いですよね~!黙して語らず!(^^)渋い!

>男たちの友情というと、
切ない感じの話が多くなるのは何故なんでしょうね。
ほんとですね~!何故かしらん??
男は背負ってるモノがあるから…とか?
女の友情は結構カラリと明るいお話が多いですよね!

>もうレンタルできるのかな?探してみます。
DVDは発売されてるみたいだし、
進歩さんもネットレンタル予約された、
って事はレンタル可かもしれませんね!
ぜひぜひ~(^^)
● 中国青島 ボランダア
kiri | URL | 2009/08/14(金) 12:08 [EDIT]
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