年年大吉
中国に関連するモロモロのつぶやきです。
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DATE: 2010/03/01(月)   CATEGORY: 陳舜臣
中国五千年
ようやく読み終わりました、「中国五千年」!
中国五千年(上) (講談社文庫)中国五千年(上) (講談社文庫)
(1989/11/15)
陳 舜臣

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…確か、年末から読み始めてた気がします。
長かった!流石、中国五千年、だけありますね!
たまたま、自宅の本棚にあったので、(恐らく、Brother1の蔵書)
ぼちぼち読み進めていた訳ですが、
読書の時間が取れなかった事の他に、
やっぱり難解…って訳じゃないけど、
小説ではないので、すいすい読めるって感じではなくて。
だって五千年ですよ!それを本にして上下2巻にまとめるてあるんですから、
ほんと、怒涛の展開ですよねぇ…
登場人物は、述べ何人になるのか…

一応、心に響いた所には、(blogネタ用に)
ふせんとか貼ってみてたんですが
上巻の最初の辺りなんて、読んだのが前すぎて、
今見ても、何を思ったのか、忘れてます(^^;
その時にメモっておくべきだったのか。

古代の人々の考え方、というのは、
現代の我々と比べると、やはりちょっと違うというか…
多分、遺跡とか、文物とか、
今に伝わる物が少なめ、
って事もあるんでしょうけど、
祭祀に重きを置いて書かれていたりするので、
親近感を持つ、という感じは薄いです。
でも、驚きは沢山ありました。
例えば周代、祭祀以外でお酒を飲むのは悪だった、とか。
あと、「商業」というのは、商の人たちがおこなっている仕事の意味で、
もともとは”あきない”という意味ではなかった、とか。
それから、春秋末期に魚腸の剣、純鈞の剣、太阿の剣
といった名剣が作られていた、とか。
えぇと、なんかどっかでこれらの剣の名前聞いた事あったけど、
実在した剣だったのね…(←無知)

結構、歴史ドラマで見た知識なんかも、
こういう本を読むと裏が取れるというか。
このあいだNECOさんでやってた、「大秦帝国」
あれも、私なぞ、秦といえば始皇帝しか知らなかったのですが、
商鞅は、本当にドラマになるくらい、秦にとって重要な人物だった、
という事が解りました。
ただ、ドラマと比べると、この本では結構…
最後はあまり潔しとしていなかった感じでしたが。

五胡十六国時代とかは、同時期に沢山の王朝があるので、
文字でこれを解いていくのは、
なかなか解りづらい仕事ではないかと思います。
(実際、一回読んだくらいでは、毎度頭に入らず…)
他の方が書かれたこの手の本だと、
竹林の七賢あたりを紹介して、
王朝とか政治についてはあまり言及しない感じでしたが、
陳先生はそこらへんもちゃんと書かれておりました。
(でも勿論、私の頭に入った訳ではありません…爆)

武侠の影響で、なのか、どうしても、
漢族目線で歴史を見てしまう癖がついてましたが、
意外と、いわゆる異民族の方が面白いというか、
中原統一への涙ぐましい努力の跡が伺えて、
感情移入してしまいました。

前秦の第3代皇帝、苻堅の事は全然知らなかったのですが、
支配する側のチベット民族とされる側の漢族との民族融和、
四海を混一する、
といった高い理想を掲げ、政治を行った名君だそうです。
恐怖政治を行わなかった、という所がスバラシイ。
この人のお話とかあったら読んでみたいなぁ!

唐王朝は漢族王朝だと思ってましたが、
鮮卑族とする説もあるそうです。
知りませんでした!

そして、宋代。
「靖康の変」「水滸伝」「岳飛」等等のから、
暗い、戦争だらけ、悲惨なイメージを持っていましたが、
実は唐代よりも、もっともっと栄えていたとか。
上層階級だけでなく、下層までもが豊かであった、
というのが唐代よりも素晴らしい点だそうです。
重農主義でなく、重商主義であったから実現した、という事でした。
しかし、感情として、他民族に支配される、
というのはホント、許せない事なのでしょうが、
どう考えても、金との約束を破った宋の方が悪い気がするよなぁ…
TOPの間では約束が出来てたのに、
暴走した一部の人たち…という事でしょうか。
勿論、高宗を名君とは思いませんがね(^^;
とにかく、ドラマチックな事件が多すぎです。
そういった意味でもやっぱり面白い時代ですね!
ほんとうの民草たちは、戦争が起こらない方が幸せだっただろうし…
それか、結構、生活は満たされてたから、
主戦論みたいな思想も出たのでしょうか?
なんか複雑な感じです(^^;

いつも、私の中で、元王朝は印象が薄いんですが、
それは元が他の異民族王朝と比べて、
あまり中原の方を向いていなかった、というのが理由のようです。
支配地域が広いから、中国の歴史、という枠を飛び越えて、
世界史的な視野に立っていた王朝ですもんね。
大変納得しました。

明王朝は…なんかこう、暗い感じですね。
朱元璋の疑心暗鬼な感じを引きずっている風もあるのか、
ぱっとしない印象です。
清王朝になって、北方の生きの良い血が入ってきて、
活性化されたようにも思えましたが、封建主義の限界が来てしまいます。

なんか、使い古された言葉ではありますが、
歴史は繰り返す、というのは本当ですね。
王朝単位で見ても、同じように栄枯盛衰を繰り返し、
ひとつの国の歴史にも春夏秋冬があって…

大変面白かったです!

COMMENT

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rei★azumi | URL | 2010/03/02(火) 19:00 [EDIT]
本の感想にこういう言い方もなんですが、
お疲れ様でした!

陳舜臣先生の本、スイスイ読めるのもあれば、なかなかに骨の折れるものもあり~で、こちらは後者だったんですね。

それにしても、私も最近、チラホラと『中国の歴史』関係の本を読んでますが、もう、幅は広いわ、奥は深いわで、なかなか大変。
でも、面白いですね~。

>唐王朝は漢族王朝だと思ってましたが、
>鮮卑族とする説もあるそうです。
なるほど~。
そういえば、ちょっと変わった二字姓が出てきたり、
女性の乗馬が、他の時代は横乗りなのに、
この時代だけはまたがって乗る乗り方だったとか、
そう思ってみれば、鮮卑族の匂いが感じられますね。

……てな知識を拾った先が、
同じ陳舜臣先生の『小説・十八史略』だったりします。
これは、かなり面白かったので、まだ読まれていないのでしたら是非。
● >rei★azumiさんへ
阿吉 | URL | 2010/03/02(火) 22:10 [EDIT]
ありがとうございます!?

>スイスイ読めるのもあれば、なかなかに骨の折れるものもあり~で、こちらは後者だったんですね。
やっぱり、中身が濃いですもんねぇ…
みっしり、です。

>鮮卑族の匂いが感じられますね。
”皇后が鮮卑族出身、
という点から見て云々…”
と書いてあったと思ったんですが、
もうどこにあったか見つけられない!(爆)

>ちょっと変わった二字姓が出てきたり、
女性の乗馬が、他の時代は横乗りなのに、
この時代だけはまたがって乗る乗り方だったとか
……てな知識
へぇ~!
漢族とその他民族って、
本当に習慣が違いますよね~!
あれだけ広いから当たり前なのでしょうが。

>『小説・十八史略』
ご明察、未読です!(^^;
でも読みたいと思ってるんですよね~。
読了された方からも面白かったと聞きました!
いずれきっと!

阿銀 | URL | 2010/03/05(金) 22:18 [EDIT]
>漢族目線で歴史を見てしまう癖がついてましたが、

そうなんですよねえ~!史書もすべて漢族中心。
なるべく客観的にみようと努力はしてますが…

少数民族と漢族が混在している村へ行った時は、さすがに少数民族視線になりましたよ。
だって、交通の便のよい平地を全部漢族が占めて、元々そこに住んでいた少数民族は不便な山に追いやられてるんだもん~(涙)ひどいぜ~って
● >阿銀さんへ
阿吉 | URL | 2010/03/08(月) 23:13 [EDIT]
>そうなんですよねえ~!史書もすべて漢族中心。
なるべく客観的にみようと努力はしてますが…
勝者の書いた史書だと、やはり敗者については悪く書いたりする事もあるでしょうしね。少数民族だと、字を持たなかったりもするようなので、史書が残せなかったり、とかもあるのでしょうか。

>少数民族と漢族が混在している村へ行った時は、さすがに少数民族視線になりましたよ。
ウンウン。少数民族の文化、私も好きです!
衣装とか独自の風習とか…。

>だって、交通の便のよい平地を全部漢族が占めて、元々そこに住んでいた少数民族は不便な山に追いやられてるんだもん~(涙)ひどいぜ~って
多数決の原理って奴でしょうか(ちょっと違う?)
多いと強いのでしょうか。
民族問題って難しいです!

鹿島防人 | URL | 2012/05/14(月) 07:17 [EDIT]
陳舜臣著中国5000年を緑のアマゾンの町マナウスで一年掛けて読みました。仕事からかいほうされて 毎晩寝床で読む歴史、人間の性、歴史のサガを読むと現代の外交も読めます。日本の外交官へ一読を勧めます。
● >鹿島防人さんへ
阿吉 | URL | 2012/05/15(火) 15:46 [EDIT]
どうもはじめまして!

外国で読む、歴史書、ですか。
心に染み入りそうですね。

全くもって、歴史から学ぶ事は多いと思います。
広く読まれると良いですね。

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