年年大吉
中国に関連するモロモロのつぶやきです。
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DATE: 2011/02/05(土)   CATEGORY: 浅田次郎
マンチュリアン・リポート
「蒼穹の昴」シリーズの最新作、
読みました、「マンチュリアン・リポート」!
マンチュリアン・リポート (100周年書き下ろし)マンチュリアン・リポート (100周年書き下ろし)
(2010/09/17)
浅田 次郎

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これまでと、タイトルの付け方が違うので、
最初、旅行記かなんかだと思って、
シリーズ続編とは気づきませんでした(^^;
このシリーズ、
ず~っと中国の近代史を切り取って描いているんですよね。
「蒼穹の昴」の時は、
春児の出世物語に絡めた西太后の話だと思ってたんですが、
「中原の虹」ではちょっとずつ時代も下って来て、
春児の兄さんの雷哥の話、かと思いきや、張作霖が主役、
(と思わせておきながら袁世凱も活躍…)
今作も、張作霖の最期を描いておられますが、
何となく、「珍妃の井戸」っぽい手法が使われておりました。
事件の終わった後の、人(と機関車)の証言をたどるスタイルです。


シリーズが進むにつれての現象でしょうか、
「泣かせ」る部分が少なくなった分、
冷静に読めました。
当時中国語教室のD先生に、「蒼穹の昴」をお貸しした所、
「李鴻章の見方が変わった~~!」
って言ってらしたので、
やはり李鴻章、袁世凱、張作霖らに対する評価って、
あまり良くなかったのでしょうね。(←中国近代史をあまり知らない私)
このシリーズはそれを覆す新解釈なので、新鮮味があります。
が、色々矛盾するような部分も勿論沢山あり、
そこを何か非科学的な?感情的な?理屈で解決しているようにも思えます。
そういう所はちょっと「ん?」と思わないでもないんですが、
やはり全体的に面白く読めました。

今作は時代もかなり下って、なんと昭和初期の日本からです。
いきなり昭和天皇が出てきて、???と思うのですが、
陛下の密命を帯びた志津邦陽中尉が満州に乗り込んで、
張作霖爆殺事件の真相を解明する、という趣向です。
日本人将校だった吉永将さんとか、新聞記者の岡圭之介さん、
李春雲=春児といったおなじみメンバーも、もうすっかり壮年。

シリーズを読んで全体的に感じた事は、
中華皇帝にしても、日本の天皇にしても、
なんというか…TOPというのは大変だなぁ、と。
ついつい、権力もあっていいじゃ~んと思いがちですが、
実は、私がなく、民の平和を祈らねばならないっていう、
物凄く基本的な立場であるっていう事に気づきました。
あと、キリスト教との関係、ですね。
うまく書けませんが。

とにかく、面白かったです!
例によって、図書館から借りたので、
文庫になったら蔵書に入れます~。





COMMENT

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rei★azumi | URL | 2011/02/06(日) 19:06 [EDIT]
お! 出たのですね、続編。
早速図書検索かけて、貸し出し予約しました。
予約者、私の前で9人ですって(^▽^;)
ともあれ、読むのが楽しみです~。
● >rei★azumiさんへ
阿吉 | URL | 2011/02/07(月) 18:22 [EDIT]
そう、出たんですよ~!半年前に(^^;
確か、「中原の虹」の文庫が出たタイミングと
同じでした。

私も図書館で物凄い待ちました。
ざっと80人とか…(爆)
さっさと(でも4日くらいかかった)読んで、
次の方の為に返却しましたよ!

reiさんの感想が楽しみだな~(^^)
今作は書き下ろしという事でしたが、
これ、張作霖死んでしまいましたが、
まだ続くんでしょうかね?
息子の張学良がどうかなるまであるのかな…

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