年年大吉
中国に関連するモロモロのつぶやきです。
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DATE: 2011/05/30(月)   CATEGORY: 中華映画
孫文の義士団
「孫文の義士団」を見て来ました!

原題:十月圍城、英題:Bodyguards and Assassins、
この映画の事を知ったのは、
数年前のNHKの特集で、だったと思うので、
観賞できるまで、随分時間かかりました(^^;

各方面で高評を得ているようですが、
私もそれに違わず、良い映画だと思いました~!

多くの方が言ってらっしゃるように、
邦題だけ見ると、歴史モノとか思想モノのように思えるのですが、
ぜ~んぜん関係ないです。
むしろ、アクション中心。
とはいえ、”アクション”と言う言葉のイメージからすると、
”爽快感”が足りないような気もします。
見終わった後に、カタルシスを求めてはいけないというか、
重かったです。
でも嫌な重さじゃないです。
アクションそのものが重かった、というか。
あ、意味不明ですね…(^^;

以下、ネタバレ含みの感想です。
あらすじは知っていたものの、
あんまり予備知識を入れずに見に行って、
映画館でパンフレットを購入して
ちょっと読んでから観賞したのですが、
ドニー・イェンが主役かと思っていたら、
ワン・シュエチーが主演男優賞を受賞…と書いていたので、
ん?と思いました。
でも、確かに、主役、というより、
ワン・シュエチー演ずるリー・ユータンを軸にして、
話が回っているので、その通りといえばその通りかも。
アクション面での主役は、やはりドニーさんかもしれませんが。

何かの目的の為に、色んな能力や境遇の仲間が集結して、
自らの命も顧みず戦う、というのは
私の好きなパターンです。(「里見八犬伝」みたいな)
でもひとつ、今作で特徴的なのは、
戦う仲間たちは、何の為に、誰を守るのか、
全然頓着していない、という点ですね。
中国の民主化という理想の為かと思いきや、
メイン出演者の中で、「思想」を持って戦っていたのは、
敵味方合わせてたったの3人…といった所です。
ほとんどの人が「義」の為とか、「恩」の為とか、「愛」の為とか、
その他諸々の理由で参戦します。
そこが泣けるっちゃ泣けるんですが…

アクションは本当に秀逸でした!

現臭豆腐売りの元少林僧、ワン・フーミンを、プロバスケ選手の
メンケ・バータル(スリムクラブの真栄田さんとチェ・ホンマンさんを足したような方)
が演じておりましたが、
少林僧なのに、技としては、
ボールをパスしたりシュートしたりするような動きで
戦っており、新鮮でした!
大きいと、ボールさばきすらも、武術になる、という…(?)
気は優しくて力持ち、を地で行くキャラで、
鉢植えを大事にしていたのが心温まりました(^^)

ドニーさんは、前半、ダメ人間なのですが、
後半、味方についてくれてからの動きは流石!期待通りです!
美しいかかと落としは3回しか見れなかったのですが、
おいかけっこをする所の軽やかさは流石!の一言です。
これぞ、軽功!という感じ。

対して、カン・リーさん、
総合格闘技の元チャンピオンという事で、
ほんまもん、です。
演出のせいもあるのでしょうが、
どう見ても、ドニーさんとは本気のドツキ合いにしか見えない!
蹴りは重たそうだし、
何より、怒れるカン・リーが、
売り物の野菜を空高く跳ねあげながら、群衆を押しのけて
ドニーさんをおっかけてくる所は、
雄牛の突進さながら、でした。
本気で怖かった~~!
今まで、ドニーさんが誰かより弱そうに見える事なんてなかったのに、
いや~…今回はちょっと…ってくらい凄かったです。

アクションの演出で言うと、
メンケ・バータルの掌打が
ワン・シュエチーの顔面を寸止めした時、
「カンフー・ハッスル」さながらに、
風圧で、顔が歪んだ辺りは、
リアリティーを追求している今作にして、
唯一、茶目っけのあるシーンでした(^^;

レオン・ライは、相変わらずアクション映画だと、
出番少なめでも美味しい役を持っていくなぁ~という感じです(^^;
以前、何かでも同じような印象を持ちましたが(「セブンソード」だったかな?)
「一番、危険な部分を引き受ける!」
なんて、長袍の裾をさばきながら登場した時は、
解ってても「おぉ!」と拍手を送りたくなります。
流石、明星!
この方はやはり公子とか書生が似合いますね!

ニコラス・ツェーも凄く良かったです!
車夫の役に見えるように、傷を作った、との事ですが、
強いて言うなら、歯が綺麗すぎたかも…(爆)
でも、良い俳優さんになりましたね~。
彼がおぼっちゃまをかばうシーンとか、
婚約のシーンとか、ジーンとしました。

フー・ジュンは悪役、っていうか敵役でした(^^;
せっかく「レッド・クリフ」で
日本人にも広く認知されて来出したのになぁ~、
と思わないでもないですが、良かったですよ!
カン・リーもそうですが、
ほんと、サイボーグか!?というくらいに強い!
でもただの朝廷の狗ではなく、ちゃんと彼なりの思想がある、
というキャラクターだったのは、敵役ながら、好感が持てました。
しかし、フー兄貴、頭髪と眉毛がないと、計春華兄貴にソックリ…(爆)

眉毛、と言えば、エリック・ツァンは、つけ眉毛でした。
そして、サイモン・ヤムは京劇俳優なのに、
無精ひげがあるってどうなんだ…
と、ちょっと思ってしまいました(^^;
そしてそして、ドニーさんの辮髪頭とか坊主頭、
いつも「坊主頭の鬘をかぶってる?」と思うくらい、
妙に大きいのですが、これってもしかして、
”武術の達人はこめかみが盛り上がって云々…”
という事なのかな?と思いました。
以上、髪系への考察。

ワン・ポーチエという俳優さん、
初めて知りましたが、可愛らしいですね!
ジミー・リンとかエディソン・チャンぽい…(*^^*)

クリス・リー、
女の子なのに、凄く良く動いてました。
本業はポップシンガーなのらしい。
個性的で、ちょっと興味アリです。


そして、ワン・シュエチー、
この人はほんと、大物感たっぷりですよね!
今回は大商人の役でしたが、
背骨の一本通った演技が素敵でした。
初めは、商売人として、時代の流れである「民主化」に
いっちょ噛んでおくか、みたいな立ち位置で、
運動に参加していたのでしょうが、
それが朝廷の横暴さに、
中国人としてのアイデンティティを刺激されたのか、
孫文を絶対に守る!という意識に目覚めていきます。
ただ、自分の一人息子を思う気持ちもあって、
その両面での葛藤が…

という事で、
見て損はナシ!の良い映画でした!

COMMENT

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● はじめまして
鳳楽泉 | URL | 2011/06/09(木) 20:51 [EDIT]
はじめまして。中国人風のHN使ってますが、日本人です。以前より阿吉さんのこのブログは存じていたのですが、中国映画についての初心者なもので、恐れ多くてコメントできなかったのです。ですが、僕も観た映画のことが書いてあったので、コメントしてみました。これからも中国映画をたくさん観て、阿吉さんのように中国文化に詳しくなりたいです。中国語も亀のようにノロノロと勉強してます。これからも宜しくお願いします。
● >鳳楽泉さんへ
阿吉 | URL | 2011/06/09(木) 21:20 [EDIT]
はじめまして!私も中国好きの日本人です(^^)
そして私の感想も、独断と偏見に満ちた、
拙いものですが、
読んで下さってありがとうございます!
中国文化全般、知れば知るほど興味が出ますよね。
鳳楽泉さんも中国語を勉強なさってるんですね。
私の方こそ、今後とも宜しくお願いします!(^^)

ふたば | URL | 2011/06/09(木) 23:56 [EDIT]
中文版のDVDで見たのですが、
眉毛無しのフー・ジュン、面相がコワかったですよね~。、
ほんと計オジサンみたいになってました^^;
ひょっとして眉毛剃ると皆、計春華もどきになったりして…

レオン・ライの階段で防ぐシーンでは
さすがに一人で守るにはきつすぎる!と
突っ込んでましたw
あの衣装といい、確かに美味しい役どころですよね~
● >ふたばさんへ
阿吉 | URL | 2011/06/11(土) 16:39 [EDIT]
>眉毛無しのフー・ジュン
あとで良くパンフ読んだら、
ストレスで眉毛抜けちゃったんですって!
あと、特殊メイクも施していたとか…!!


>さすがに一人で守るにはきつすぎる!
確かに…。
何故か壊滅状態に出来てましたが(^^;
でもそれが、レオンよね~!
と納得してました(^^)
● お久しぶりです
迷子 | URL | 2011/06/21(火) 19:12 [EDIT]
とうとう御覧になったのですね。
私のところは秋に映画館公開予定ですが、ネットでお先しました。

そうなんですよね、これって革命礼賛映画のように見えて、そうじゃないんですよね。
そこがいいのに、日本語でへんな題名つけるんだもの~~
邦題絶対拒否で、わたしには「十月囲城」のままですw

ところで、ド二―さんの頭、あれ鬘のはずですよ。
その数年前のNHKでワンテーク終わった途端、辮髪ごとぼうず頭むしり取った場面を見てゲッとした記憶があります。

● >迷子さんへ
阿吉 | URL | 2011/06/21(火) 20:58 [EDIT]
こんにちは!
相変わらずネットで先取り、
流石です!

>邦題絶対拒否で、わたしには「十月囲城」のままですw
そうですよね~。
同じ漢字文化圏なのに、
しょっちゅう邦題は違うことになりますよねぇ…
そのままだと日本語読みできないからでしょうか??
勘違いしたっぽい老夫婦が後ろの席で、
上映中に携帯に出たり、大騒ぎでした(^^;

>ド二―さんの頭、あれ鬘のはずですよ。
!!そうなんですね!!
どうりでモリモリ…
意外にドニーさんは
リアル坊主にするのは嫌派なんですねぇ(^^;


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