年年大吉
中国に関連するモロモロのつぶやきです。
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DATE: 2012/02/20(月)   CATEGORY: 宮城谷昌光
草原の風
久しぶりの読書感想です。
草原の風  上巻草原の風  上巻
(2011/10/07)
宮城谷 昌光

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以前、読売新聞で連載になった、と記事にもしたのですが、
実家が読売から毎日新聞になってしまったので暫く読めず、
その後、自宅ではこれを読む為に読売を購読しだしたものの、
朝は忙しくてゆっくり読めない、とか、
やっぱ細切れじゃお話が頭に入らない、てな理由で
連載当時は読めてなかったんですよね(^^;面目ない!

で、昨年10月に出版されて、
上巻・中巻は図書館でさっと借りれて読めたのですが、
下巻がすごい順番待ちで読めなくて。
年が明けて、ようやく読めたと思ったら、
自分がつわりで読書感想文どころじゃなくなって、
放置してたのでした(^^;

そういや、芥川賞受賞した田中さんの「共喰い」も、
借りて読みたいな~と思うものの、
140人とか凄い順番待ちで諦めました。

共喰い共喰い
(2012/01/27)
田中 慎弥

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さてさて、「草原の風」、
後漢初代皇帝、光武帝のお話ですが、
大変面白かったです!!

本は返却して手元にないので、細かい引用とか出来ないのですが、
劉秀の人柄が本当に良く出ていました。
宮城谷先生らしく、多くの資料を読み込んでおられ、
それをきちんと、お話に反映されておられる所も良かった!

皇帝になる人が、「この人の相には何かある!!」
と、会う人会う人に思われて、人材が集まる、とか、
天変地異が起こり、天下が乱れる、
なんていう展開は、「非科学的じゃ~ん!」と
つい、否定したくなる人間なのですが、
なんでしょう、紀元前頃とかだと、そういうエピソードも凄く自然です。
昔はそういうのが本当に根付いていたんだろうな~、と思えて
素直に受け入れられるのでしょうね。

光武帝=劉秀が不遇の時代に、農民に混じって田畑を耕し、
どうやって収穫を増やすか考えていた、とか、
当時は卑しいとされていた商売を自分もやっていた、とか、
後々、皇帝になって、民の事を思いやるようになった下地が
ここで培われたんだな~、というのが伺えます。
彼が得た人望は、人相から、だけじゃないんですよね(^^;


どうしても、自分の知ってる塚本青史先生の「光武帝」と比べる訳ですが、
あっちを読んだ当時は、そこそこ評価してたんですけど
今思い返すと、やっぱり光武帝のお話で推すなら、
宮城谷先生の方が良いかなぁ…
全体のバランスとして。

兄の劉縯とも、昔は仲が悪かったけど(というか誤解?)
挙兵してからはよく協力しあっており、
なんかそこも安心。
単に私が、むやみやたらと兄弟で憎み合う、
みたいな展開が好きじゃないからなんですけど(^^;

赤眉軍とか、呂母の乱とかは、必要以上に描写はされておらず、
本当に劉秀に焦点を絞って描かれており、
読みやすく、面白かった!

戦の描写も、丁度「…騎馬隊が2,000で死の調練が…」
とか描かれてる本を同時に読んでたので、
どんな風に描かれてるのかな?と思ったのですが、
敵の裏をかいたりする作戦が図に当たり、
ここでも劉秀の明晰さが際立つのでした。
まぁ奇策ばかりで勝つというのが、現実にどうかは解りませんが、
とにかくこの時代ならそれもありそう…と思ってしまいます。
ほんとのところは知らないですが。
孫子の兵法も既に一般的だったみたいだし。

とにかく、読んで爽やかな一冊、でした!

COMMENT

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rei★azumi | URL | 2012/02/26(日) 09:07 [EDIT]
丁度、中巻→上巻の変則読みで、読み終えたところです。
(下巻は予約して順番待ち)
良かったですね~これ。
塚本さんのほうの光武帝、読み終えた後で、講談社から出てる『中国帝王図』の光武帝の所を読み返して、うわ~、ドラマチックなエピソード、全部パスしてある~(-_-;)
妹と二人、一頭の馬に乗って敵の包囲網を脱出したり、敗走時に部下二人と一杯の粥を分け合ったりetc……
と思ったんですが、さすが宮城谷先生は、面白い所もきっちり抑えて教科書通り~~というより、教科書にしたい作品という感じを受けました。
ホント、読みやすかったですし、
劉秀の人柄も爽やか~宮城谷作品、主人公って大体穏やかで爽やかで考え深くて、風とか草とか大地とか、陽光を浴びて葉をそよがせる大樹みたいな印象の人物が多いんですが、
特に劉秀は、器が大きい感じでしたね。

下巻が楽しみ~というか、早く読みたいです。
(まぁ、私のほうは3人待ちですから(笑)
● >rei★azumiさんへ
阿吉 | URL | 2012/02/28(火) 15:53 [EDIT]
良かったですよね~。

>塚本さんのほうの光武帝、読み終えた後で、講談社から出てる『中国帝王図』の光武帝の所を読み返して、うわ~、ドラマチックなエピソード、全部パスしてある~(-_-;)

確かに。今思い返すと、印象が薄いです、全体的に。
これを読んだ後、
自分の中の歴代皇帝でベスト10に入るくらい、
劉秀を好きになりました。

この本、図書館から借りたんですが、
連載中、やっぱり読んでた母がしつこく
「読みたい!」というので、遅読の母の為に、
結局3巻、購入してしまいました(^^;
てことで今、実家にあります。
また読み返したりするかも、です(^^)

今は宮城谷作品をもう少し読みたい感じです!

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