年年大吉
中国に関連するモロモロのつぶやきです。
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DATE: 2012/02/20(月)   CATEGORY: 北方謙三
三国志
ようやく読み終わりました!北方三国志!!
三国志〈1の巻〉天狼の星三国志〈1の巻〉天狼の星
(1996/11)
北方 謙三

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全13巻!いや~長かった!!(^^;
いつから読んでたのか、今見たら、
去年の9月末からだって…(爆)
ノッてる時なら1カ月くらいで読みそうなモノですが、
なんかノらなかったみたいです(汗)
図書館で2週間に1巻ペースで借りてたのもありますが。
ところどころでちょくちょく感想書いたりしましたが、
うん、これは正史をベースにしている、とは言うものの、
二次創作小説か!?という程、
オリジナルキャラ、
オリジナルエピソードが満載でした(^^;

「三国志」と思わずに読めば面白いのだと思いますが、
確認しいしい読まないといけないのが難点です。

今まで、「三国志は赤壁までが山場だ!」
と思ってたんですけど、今作はそうじゃないかも…
なんでだろ…何故か赤壁、ノらなかったです(^^;
群雄割拠の時代より、天下三分になってからの方が
焦点が絞りやすかったのかな?
逆に、劉備が死んでから、って今までどうでも良かったのに、
今作はその方が焦点が絞れて面白かったような。
結局、蜀漢=正々堂々、魏=どっか悪どい、
みたいな図式にしてしまった方が、筆が走ったという事でしょうか。
その頃はもう呉は全然、天下統一から外れてましたし。
曹操はそこそこ大人物に書かれてましたけど、
曹丕はサディストだし、やっぱり名君とは言い難い感じでした。

前半はとにかく呂布祭り。
奥さんにオリキャラの瑶って人が出て来ますが、
貂蝉は出て来ません。
そして、呂布はとにかく男臭く、
政治とか皇帝が誰とかはどうでも良くて、
女もどうでもいい、みたいなキャラになってました。

赤壁の前後になると周瑜祭り。
周瑜は天才で凄くて-というのは良いのですが、
奥さんは小喬なのに、こちらも又、何故か小喬はほったらかしで、
オリキャラの、路幽という山越族の長の娘で、間諜の女の方を愛します。
(またこの山越族が致死軍となって呉を助ける、オリジナルストーリーも有り)
呉は、周瑜の死後も、周瑜がいたら…周瑜がいたら…と
いつまでもその名前が出てきて、少々…アレです。魅力に乏しい。
先生、あんまり呉がお好きじゃないのかな。
孫権は、天下統一は頭にないみたいでしたし、その辺が?


孫策も、やっぱり大喬はほったらかしで、
なんか変なその辺の女に騙されて死んだ(一応、魏の謀略らしい)、
とかなってましたし、
北方先生は、普通にお家で大人しく夫を待つ女、というのが
トコトンお嫌いなようですね(^^;
男と変わらず、野山を駆け回るタイプじゃないと話にもしてもらえない様子。

とにかく、今作の漢達は、
戦の前とかに荒ぶると、
野山にいるような、
高貴な感じじゃないような女を抱く、とか、
後宮の女をいたぶり殺す、とか、
逆に罵ってもらう、とか、異様な性癖の人が多いようですな(^^;

張飛の奥さんも、董香というオリキャラで、
ほんと、女性陣はほとんどオリキャラという感じです。
これまたこの董香さんが男勝りで、武芸の腕もそこそこ、な訳です。
張飛夫妻のエピソードはしょっちゅう出て来まして、
ここんちに預けられた、オリキャラ王安やらオリキャラ陳礼やらが、
ストーリー中、かなり重要な役割を果たしております。
北方先生は、関羽より張飛が好きなんだろうな~、
とは薄々思っておりましたが、
ほんと、張飛ってこんな人か!?と思う事がしばしば。
いや、本当にそうだったらカッコイイですけども…
最期の死にざまも、怨まれてた部下からやられるんじゃなく、
かなりの美談となっておりました。

関羽はほんと、エピソード少なくて、
曹操んとこから帰ってくるお話も淡々としてて、
ちょっと悲しかったですが、
死ぬところは一巻まるまる関羽祭りでちょっと嬉しかった。
彼の人物描写は、まぁまぁ私のイメージと近いかな?

それで言うと、趙雲も、無双なんかじゃ主役扱いな割に、
こちらでは出番少なかったですね。

劉備は、最初ズルイ男にしか見えず、
どうなのよ…と思ってましたが、蜀漢の皇帝になって、
関羽の弔い合戦やるあたりから魅力的に。
蜀漢が、理屈だけではなく動く国で、
だからこそ、劉備なのだ、とあった所がちょっと泣けました。

孔明は逆に、良かったかも。
大体、他では、凄い天才でミステリアスな描写をされるのですが、
こちらではずっと人間くさく悩んでおり、
親しみが持てたといいますか。
民政は天才だけど、軍師としてはやはりそう評価されるべきではない人、
という感じでした。
でも策は結構、大胆で、
12巻・13巻あたりで司馬懿とやりあう辺り、
かなりドキドキ、面白かったです。
まぁ前線に馬に乗って駆けたりするのはちょっとやり過ぎ、
な気もしますケドね(^^;
私、他で「出師表」を見ても、イマイチ、孔明の苦悩が解らず、
泣けなかったという人非人なんですが、
こちらでは、ほんと、孔明、色んな重責もあって、辛かったんやろうな~!
としんみりしました。(出師表は載ってなかったですけども)
が、そんな割には死に際の描写があっけなく、そこはちょっと残念でしたが。

今作では、間諜組織なんかはほとんどオリキャラで、
人物描写を中心に描かれている為か、
主要人物の周囲にはしょっちゅうこの間諜がおり、
その対話が多くて、なんかちょっと混乱したりもします。

馬超も死んだ事にして山に入る…とかね。
華佗の弟子、として、爰京ていうオリキャラの医師が出てきて、
曹操やら劉備やら孔明を治療したりとか…
オリジナルエピソード満載です。
人物描写含め、面白くなくはないけど、
「三国志」の名前を借りて書かなくても良いような気はしました。



という事で、今後何を読もうか、悩み中です。
このまま、北方「水滸伝」に行くか、
比較の意味で、宮城谷昌光版の「三国志」でも読むか…
立間祥介版は読んだような、読まないような…

COMMENT

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rei★azumi | URL | 2012/02/26(日) 09:29 [EDIT]
うわ~。お疲れ様でした~。
……と、思わず言ってしまう(^▽^;)
私なんて、2巻で挫折しましたもん。
でも、阿吉さんのレビューを読んでると、もう一回挑戦してみたくなりますな~(笑)
呂布のキャラクターは結構好きでしたし。

ただ、本当に、『水滸伝』『楊家将』読んでたときも感じたんですが、
ここまで変えるんだったら、オリジナルで書いたほうがいいんじゃない~とは思えますよね~。

>男と変わらず、野山を駆け回るタイプじゃないと話にもしてもらえない様子。

あ、これはちょっと意外。
和モノの『草莽枯れゆく』『破軍の星』『絶海にあらず』あたりでは、気性はしっかりしてるけど、行動的には内助の功的な女性が描かれてましたもの。
舞台が中国になったからなのか、それとも、色々書いてゆくうちに、心境が変わったんでしょうか(笑)
ただ、男性にとって都合のいい女性しか描かれてないように思えたのは、気のせいでしょうか(^▽^;)

>このまま、北方「水滸伝」に行くか、
>比較の意味で、宮城谷昌光版の「三国志」でも読むか…

宮城谷版『三国志』ポツリ、ポツリと読んでますが、非常に読みにくい部分と読みやすい部分が混在してますが、面白いですよ。
こちらは正史に基づいてる感じで、曹操が中心。
(その代わり、赤壁では孔明さんは活躍しませんケド(^▽^;)
で、1~2巻当たりは、光武帝直後くらいから後漢がどのようにして衰退していったのかを書いていってるのが特徴です。
(順帝即位エピソードが、すごいドラマチック)
あと、呂布と劉備の分析が興味深いです。
● >rei★azumiさんへ
阿吉 | URL | 2012/02/28(火) 16:05 [EDIT]
いや、ほんと疲れました(^^;
面白いのは面白かったんですけどね、何故か。
手放しで褒めたくない気分がなんか残るんですよね。

>呂布のキャラクター
あ、だったら馬超が呂布似ですよ。
作中でもそのように評されてましたし。

>ここまで変えるんだったら、オリジナルで書いたほうがいいんじゃない~とは思えますよね~。
これは激しく同意します!
小ズルイキャラもあんまり出てこなくて、
全体的に好漢だらけではあるんで、
これが先生の理想なんだろうな、
というのはビンビン伝わってくるんですけどね。
その為に筋が大幅に変わるのはちょっとどうかな、と。

>気性はしっかりしてるけど、行動的には内助の功的な女性
そう言われて、振り返ったのですが、
確かに内助の功といえば内助の功でした!
でしゃばってはなかったです。
でも、武芸は出来ないとダメっぽいです(^^;

>男性にとって都合のいい女性しか描かれてないように思えた
うんうん。これも同じ感想を持ちました。
でも女性北方ファンもいるので、それが嫌がられてない、
って事なんでしょうかね~。

男性にしろ女性にしろ、
立ち位置毎の理想像があって、
登場人物はそのタイプばかり、
とも言えそうです。
まぁ、憧れる人物には仕上がってると思うのですが、
なんだかな~。

>宮城谷版『三国志』ポツリ、ポツリと読んでますが、非常に読みにくい部分と読みやすい部分が混在してますが、面白いですよ。

そうなんですね!
今、宮城谷先生に癒される感じがするので、
やっぱりこっちに進もうかな。

>1~2巻当たりは、光武帝直後くらいから後漢がどのようにして衰退していったのかを書いていってるのが特徴です。

おぉ!そこまで遡るとは!面白そうですね。
早速借りてみたいと思います!

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