年年大吉
中国に関連するモロモロのつぶやきです。
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DATE: 2012/04/02(月)   CATEGORY: 宮城谷昌光
香乱記
宮城谷「三国志」を読む!と決めて、
読み進めていたのですが、いきなり2巻が貸し出し中で、
仕方ないので、宮城谷先生の別作品から行きました。
「香乱記」!

香乱記〈上巻〉香乱記〈上巻〉
(2004/01)
宮城谷 昌光

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秦末期、楚漢戦争のお話です。
…といっても、項羽と劉邦が主役、じゃないです。
斉の田横が主人公。
ぶっちゃけ、この人知りませんでした!
下巻の後書で、宮城谷先生も、
楚漢戦争を、項羽と劉邦の二人に収斂しようとすると解りづらい、
と書かれてました。
中巻のあたりでは、群雄割拠、といいますか、
燕王、趙王、とか、色んな人がいて、
最期、劉邦が漢を立てた、って事なんですね~、当たり前ですが。

田横は兄の田栄、従兄の田儋と共に、
田氏3兄弟と言われ、
田儋→田栄ときて、最期の最期に斉王になります。

上巻では、この3人が天下第一の人相見の許負の予言により、
「王となる」と言われるのですが、
読んでるこっちは、秦の次は漢だと解っているもんですから、
あぁ、結局最期は死んでしまうんだろうな、と解ってしまう訳です。
でも、それを踏まえても、
上巻でのエピソードが一番面白かったです。
田横を助ける七星の存在もワクワクしますし。
始皇帝の子、本来ならば二世皇帝となる予定だった、
扶蘇が、なかなかの人物として書かれており、
彼の子供、蘭という人物も出て来ます。

始皇帝が初めて中原を統一して、
続く劉邦も、なので、統一を目指すのが普通かと思ってましたが、
田氏は統一前の、各国がそれぞれ統治する、
という国家を目指していたのですね。
確かに、ついこないだまではそうだった訳ですし。
現代の中国も広大な国家ですが、
色々な問題がある事を考えると、
それが自然といえば自然なのかも…と思ってしまいました。

項羽が粗暴である、というのは良く言われてますし、
劉邦もごろつきだった、というのも知ってますけど、
今作での二人の評価はかなり厳しいです。
ただ荒らしているだけのような進攻状態だったり、
約定を破ったり、褒められたもんじゃないですね。
毎回、王(主人公)の人格について、宮城谷作品では、
ある一定の基準があるような気がします。

中間あたりは読みにくかったですけど、
面白かったです!


COMMENT

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● 宮城谷節
たくせん(謫仙) | URL | 2012/04/02(月) 20:16 [EDIT]
わたしはこの小説を最期に宮城谷小説を読まなくなりました。
実際は以降の小説は途中で挫折しました。
わたしもこの名前を知らなかったのですが、感動した主人公ですね

 いつもの宮城谷節で、他の人の欠点と同じことをしても欠点とせず、些細なことでもやたらに持ち上げすぎている気がします。それがないと感動の物語になるのですが。
 同じような人は他にもいたでしょう。だがそのまま歴史に翻弄され、表に出ずに消えたと思います。
 プロスポーツなどでもよくある説ですが「彼はこれほど努力したのでトップになった」
 実際には、同じように努力した人はいくらでもいます。しかしトップにはなれません。それを誰でも努力すればトップになるような記述には賛同できませんでした。
(別な本「奇貨居くべし」では呂不韋(りょふい)をあまりに美化しすぎたので、結末の平仄が合わなくなってしまっているほど)
● >謫仙さんへ
阿吉 | URL | 2012/04/03(火) 16:39 [EDIT]
>以降の小説は途中で挫折しました。
あ~、私もかなり読み飛ばしてると思います。
中ごろの、人物がザクザク出てくるあたり等…

>いつもの宮城谷節
ようやく私も”宮城谷節”が解ってきました!

>些細なことでもやたらに持ち上げすぎている気がします。
主人公クラスは、主従共に傑物が多いですよね。
外見に人格が表れている、というのも
宮城谷作品の特徴でしょうか。

それにしても、資料を良く読み込んで、
色々なエピソードを入れてるんだろうなぁ、
という印象ではありました。

rei★azumi | URL | 2012/04/05(木) 19:44 [EDIT]
読みました~。
といいつつ、私も結構飛ばし読みしました……ので、そういう本なんでしょうね(^_^;)

私も、田氏が中国統一じゃなく、各国がそれぞれ統治する形を目指していたというあたり、面白く感じました。
あと、宰相だった李斯が、以前読んだ小説では奸臣というか、権力欲の強い人物に描かれていたので、
こちらの小説では、そこそこの人物に描かれていたのが新鮮でした。
● >rei★azumiさんへ
阿吉 | URL | 2012/04/06(金) 11:55 [EDIT]
やはり読了されてたんですね!(^^)
3巻だから読みやすいかと思いましたが、
そういう事じゃないってことが解りました(汗)

>各国がそれぞれ統治する形を目指していた
なんか多くの作品では、
天下統一が目標の主人公が多いのですが、
考えたらむしろそれが自然ですよね。

>宰相だった李斯が、以前読んだ小説では奸臣というか、権力欲の強い人物に描かれていたので、
こちらの小説では、そこそこの人物に描かれていたのが新鮮でした。

そうなんですね。
確かに善人とは言い難いですが…
完全なる悪人とか善人というのは
なかなかいないのでしょうから、
そういう描写になるのかもしれませんね。

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