年年大吉
中国に関連するモロモロのつぶやきです。
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DATE: 2008/06/04(水)   CATEGORY: 陳舜臣
龍鳳のくに
チャンネルNECOさんの武侠ドラマ「碧血剣」は明代末期のお話、
そして、私が高虎(ガオ・フー)さん見たさ(!)に
VCDで鑑賞中のドラマ「大明天子」は明代初期のお話です。

「今年は明代が熱い!」

昨年は清代、その前は宋代が熱かった!(^^;
あくまでも、私の中では、ですが…

ワタクシ「中国、好きだ~!」とか言ってますが、
社会科の選択は日本史だったので(←言い訳)
中国史は全く詳しくありません!

やっとこの1~2年、ポツポツと
ちょっとは中国史の勉強になりそうな本を
少々読んでいる程度でございます。

「何か明代が簡単にわかる様な本は無いか?」
と、図書館の資料検索をしたところ、
陳舜臣「龍鳳のくに 中国王朝興亡の源流をたどる」がひっかかりました!

龍鳳のくに 中国王朝興亡の源流をたどる龍鳳のくに 中国王朝興亡の源流をたどる
(2005/05/12)
陳 舜臣

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…そんなきっかけで読んだこの本ですが、
明王朝を知る資料にはなりませんでした(^^;
その辺は、別の本「中国の歴史」を読んで見る予定にしてます。
でもこの本、違う意味で面白かったのです…
陳舜臣さんは、言わずと知れた中国歴史小説家。
著作も紹介しきれないくらい、モノ凄く多いです。
とかいって、私、マイナーな歴史解説みたいな本を
3作くらいしか読んでません(^^;

この本は、2005年5月に上梓されてますが、
あとがきにある通り、第一部は今まで未発表だった文章で、
第二~五部は、新聞や雑誌、美術展の図録に発表した文章を
集めたものだそうです。
中には「今年(1978年)」などという記述があるので、
かなり古い文章も入っております。流石、1924年生まれ!

内容は…

    第一部 よみがえる龍
    第二部 地上の宝 地下の宝
    第三部 飛仙図
    第四部 三裔地
    第五部 扶桑の秋光

第二部では呉王、項羽と劉邦、三国志、西遊記と駆け足で説明されてますし、
第三部では美術作品などから見た歴史、といった視点で書かれています。
かなり面白いのですが、的確とはいえ、
何せ短い文章でさーっと要点をまとめて書かれているので、
私の頭では読んで理解するのに結構時間がかかりました(^^;
この「全編ほぼ要約」といった、第二~五部は、おいときます。

私が面白く思ったのは、「第一部 よみがえる龍」
これこそ、新発表で、本のタイトルにもなっている部分です。

中国は龍と鳳で組み立てられた国である!

河べりの農耕部族は、元来「蛇」をトーテムとしており、
農耕によって得た穀物を貯蔵する事で、安定した生活を得、
他の狩猟部族や漁撈部族より優位に立った、とあります。

こうして、武力で争う事なく、
平和的に取り込んでいった、他部族のトーテムを
自分たちのトーテムである「蛇」に取り付けて行って、
出来あがったのが「龍」だそうです。

魚をトーテムとする部族の「鱗」、
馬をトーテムとする部族の「長い顔」
獣類をトーテムとする部族の「脚」

これらを取り付けると、「蛇」は次第に「龍」になって行きます…

続いて出てくる「鳳」は、狩猟部族のトーテムとなっています。
こちらは猛々しく、爪や嘴をもち、龍の楽園を襲います。
鳳的な国として、五胡、契丹、女真、蒙古が上がっています。

平和な「龍」と、戦闘的な「鳳」は交互に中国の政権を握ります。
「龍」は「鳳」に一旦は食べられるのですが、
その後、「鳳」の中に「龍」的なモノがよみがえり、
この連鎖はずっと続いて行くのだそうです。

流石、「文人の国、中国!」といった所でしょうか。

なんかこういうシンボルを用いての説明、というのが
私の好みに合いまして、解りやすかったです!




以下は本の内容とは関係あるようでないようで・・・
というお話です(^^;

龍は最初、「蛇」でした。
確か蛇は、中国語の干支表記で「小龙」とも書きますよね。
龍は架空の動物ですが、
細長い形はどちらも良く似ています。

実は、私の卒業論文のタイトルは「神婚における蛇」でした。
当時、ナマケモノ学生(^^;だった私は、
資料が豊富にあったので、こういうテーマにしただけですが、
まさに、原始・古代の社会において、
蛇が信仰の対象になったのは中国も日本も同じ!
というか、中国の思想が日本に入ってきたのかも・・・
中国だけでなく、世界各国に、蛇にまつわる神話はあります。
やはり動物の中で、足のないあの姿は
人々に畏怖心を起こさせるのでしょう。

蛇のうねる形=河の流れ=五穀豊穣。
蛇の毒=強さの象徴。
蛇の脱皮=命の再生。
蛇の形状(!)=子孫繁栄。

日本ではそんなに大きな河もないし、
川=蛇でおさまっていたのではないかと思います。
卒論で書いた時は、とぐろを巻いた姿=山という説も引用しました。
日本では、蛇は川の神、山の神、農業の神、として祭られています。

しかし中国には大河があります!
蛇よりもっと大きな龍をイメージさせますよね。

「龍」というシンボルについて、更に興味がわいて来ました!

COMMENT

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進歩反刺 | URL | 2008/06/05(木) 13:46 [EDIT]
>社会科の選択は日本史だった
そうなんですか!私に日本史のレクチャーしてください!!
って、関係ない所に食いついてすんません。

蛇が龍になった…なんだか目から鱗でした!
阿吉さんの本のレビューは分りやすくて、勉強になります!
読んでなくても読んだつもりになれます。

卒論もなんだか凄く難しそうなのに取り組まれたんですね〜読んでみたいです。
● >進歩反刺さんへ
阿吉 | URL | 2008/06/06(金) 00:42 [EDIT]
ぎょえ~~!誤解、大誤解です!
高校の選択が日本史だったちゅうだけで…(滝汗)
進歩さんの方が一万倍詳しいですよ!!
戦国時代とか、私サッパリですもん…。

卒論も、本から切り張りしただけ、
みたいな引用だらけの出来上がりでした(^^;
しかも作り出してから気づいたのですが、
結構、蛇ってエロかったりして…(大爆)

まとまりのないレビューだもんで、
お恥ずかしい限りです(*^^*;

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